LDLコレステロール値が同じでも、治療が必要な人と不要な人がいる理由|おおば内科クリニック|京都市下京区の内科・血液内科

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LDLコレステロール値が同じでも、治療が必要な人と不要な人がいる理由

LDLコレステロール値が同じでも、治療が必要な人と不要な人がいる理由|おおば内科クリニック|京都市下京区の内科・血液内科

健康診断で

「LDLコレステロールが140mg/dL」

という結果を見て、

「薬を飲まないといけないのかな?」
「知り合いも同じくらいだけど、特に何も言われていない」
「自分は受診した方がいいのかな?」

と悩んだことがある方は多くいらっしゃると思います。

実は、コレステロールの数値が同じでも、すぐに治療が必要な人と、すぐには必要ではない人がいます。
それは、治療方針がコレステロールの数値だけで決まるものではないからです。

ここで、おさらい。

LDLコレステロールは悪玉コレステロール、つまり高いと問題。

HDLコレステロールは善玉コレステロール、つまり低いと問題。

中性脂肪は高いと問題

コレステロールや中性脂肪が高すぎたり低すぎたりすることを脂質異常症と言います。

脂質異常症の治療方針、それは「今の数値」ではなく「将来のリスク」で決まる

リスクというのは、将来、心筋梗塞や脳梗塞といった動脈硬化性疾患を発症する危険性のことです。

脂質異常症治療の目標は、厳密には、将来の動脈硬化性疾患のリスクを下げることであり、数字を良くすることではありません。

LDLコレステロールの数字を下げる(コントロールする)ことは、リスクを下げるための手段です。

繰り返しになりますが、現在のガイドラインでは、「コレステロールがいくつか」だけでなく、

将来どれくらい動脈硬化性疾患を起こしやすいかを総合的に評価して治療方針を決めています。

評価の際には以下のような項目を使用します。

  • 年齢や性別
  • 高血圧や糖尿病の有無
  • 喫煙習慣
  • これまでに心臓や脳の病気を起こしたことがあるか

これらを踏まえて、動脈硬化のリスクをいくつかの段階に分けて考えます。

リスクによって異なる「目標とするコレステロール値」

動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022では、

LDLコレステロールの目標値は、リスクに応じて次のように設定されています。

  • 低リスクの方:160mg/dL未満
  • 中リスクの方:140mg/dL未満
  • 高リスクの方:120mg/dL未満
  • 心筋梗塞などを起こしたことがある方:100mg/dL未満

(状況によっては、さらに低い値を目指すこともあります)

つまり、同じLDLコレステロール140mg/dLでも、

リスクが低い方であれば、生活習慣の見直しをしながら経過を見る

リスクが高い方であれば、治療を検討した方が安全

というように、対応が変わってきます。

「まだ様子見」と「今から治療した方がよい」の判断は意外と難しい

脂質異常症は、ほとんどの場合、自覚症状がありません。そのため、

「少し高いだけだから大丈夫」、「症状がないから心配ない」

と、そのままにされてしまうことも少なくありません。

動脈硬化のリスクが高い方ほど、症状が出る前の対策が重要ですが、

反対に、すべての方がすぐに薬を始める必要があるわけでもありません。

だからこそ、

「自分はどのリスクに当てはまるのか」

を一度きちんと整理しておくことが大切です。

健診結果を見て迷ったら、一度相談してみてください

健康診断の結果はとても大切な情報ですが、数値だけを見ても、治療が必要かどうかを判断するのは難しい場合があります。

気になることがあれば、お気軽に当院までご相談ください。

 

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