当院では「にんにく注射」を行っております|おおば内科クリニック|京都市下京区の内科・血液内科

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当院では「にんにく注射」を行っております

当院では「にんにく注射」を行っております|おおば内科クリニック|京都市下京区の内科・血液内科

今回は、「にんにく注射」がテーマです。おおば内科クリニックでも、自費診療メニューの1つとして「にんにく注射」を始めました。勤務医をしていたころは、「にんにく注射」をはじめとする自費診療を行うことはありませんでしたので、「にんにく注射」のことは、ほとんど知りませんでした。クリニック開院後、にんにく注射のお問い合わせが複数あり、自分なりにいろいろと調べ、この度、クリニックで導入することにしました。皆さんの「にんにく注射はどういった注射なの?リスクはあるの?」といったギモンにお答えしますので、ぜひ、最後までご覧ください。

にんにく注射はビタミンB1を主体とした注射のこと

まずは、にんにく注射って何?ということから始めます。にんにく注射の主成分はビタミンB1(チアミン)です。「にんにく」という名前がついていますが、本物の「にんにく」を注射するわけではありません。正確には、ビタミンB1誘導体であるフルスルチアミンの注射で、フルスルチアミンは、ビタミンB1の「チアミン」、にんにくの匂い成分である「アリシン」、コーヒーの芳香成分の1つである「フルフリルメルカプタン」を組み合わせてできたものです。「チアミン」に「アリシン」を加えることで効率よく体内に吸収されやすくなる一方、強いにんにく臭が生じたため、「フルフリルメルカプタン」を加えることで、にんにく臭が緩和させています。にんにく注射の基本骨格は「ビタミンB1注射」と考えていただいて良いです。

にんにく注射には様々なバリエーションがある

にんにく注射は、クリニックによって様々なバリエーションがあります。ビタミンB1を基本骨格としている点については、おそらく、どこもそんなに差がないと思いますが、配合はクリニックごとに異なります。Aクリニックの「にんにく注射」とBクリニックの「にんにく注射」は同じ「にんにく注射」で厳密には異なっている場合があります。当院ではオプションでビタミンCを配合するメニューもありますが、他のクリニックで同様のメニューを行っているとは限りません。自分に必要な成分が含まれているのか、クリニックのホームページなどであらかじめ確認しておく方が良いでしょう。

ビタミンB1(チアミン)は糖質からエネルギーを作り出すのに必要な栄養素

ビタミンB1は農芸化学者の鈴木梅太郎が1911年に発見しました。世界で最初に見つかったビタミンで、糖質(ブドウ糖)からエネルギーを作り出すのに必要な栄養素です。ビタミンB1が不足すると、食事中の糖質からエネルギーを効率よく作り出せなくなり、細胞でエネルギーが不足します。体の中でも、特に脳や心臓はエネルギー源を糖質に依存していることからビタミンB1不足の影響を受けやすく、疲れやすい、目の疲れ、手足のしびれや浮腫み、腰痛や肩こり、気力や活力の減退、食欲低下、イライラや集中力・記憶力の低下、情緒不安定といった症状が現れることがあります。

にんにく注射は疲労・倦怠感、眼精疲労、腰痛や肩こり、肌荒れ、美容目的などにおススメ

にんにく注射の基本骨格は、ビタミンB1誘導体である「フルスルチアミン」です。したがって、にんにく注射で期待される効果としては、ビタミンB1不足が原因となりうる、諸症状ということになります。疲労・倦怠感、眼精疲労、腰痛や肩こり、肌荒れなどです。疲れが取れない方、疲れがたまっている方、炭水化物が大好きで糖分摂取量が多い方、アルコールを良く飲まれる方、極端な偏食の方、肩こり、腰痛、眼精疲労でお悩みの方、肌荒れでお悩みの方に特におすすめです。にんにく注射は、直接血液中に有効成分を注射するため確実に体内に取り込むことが出来、即効性も期待できます。

にんにく注射は本当に効果があるのか?

正直、「個人差がある」としか言いようがありません。答えになっておらず申し訳ないのですが、にんにく注射に限らず、世の中にある様々な薬や治療法の中で、すべての人に効果があるものは残念ながら存在しません。同じ薬を使っていても、効果のある人、ない人、様々で、にんにく注射においても同様です。理論上、疲労・倦怠感、眼精疲労、腰痛や肩こり、肌荒れなどの原因にビタミンB1の不足(相対的な不足も含めて)が関与していれば効果を発揮しますが、これらの諸症状はビタミンB1不足以外が原因の場合もありますし、ビタミンB1不足を含めた複合的要因の場合もあります。効果の感じ方、治療を受ける目的、頻度も治療を受けられる方によって様々です。実際に受けてみて、効果を実感できれば継続したら良いですし、逆に効果を実感できなければ、漫然と継続することはおすすめしません。なぜなら、何か別の病気や原因が隠れているかもしれませんし、他に、良い治療法があるかもしれないからです。その際は、医師と相談し今後の方針を考えていきましょう。

にんにく注射のデメリット・リスク

基本的に重篤な副作用は稀ですが、アレルギー反応、注射中の血管痛、注射手技に伴う神経障害などの副作用が生じる場合があります。また、注射中は、鼻の奥の方からにんにくの匂いを感じます。私も、クリニック導入前に、自分で試してみましたが、かなり、にんにくの匂いがします。この、にんにくの匂いは本人が感じるだけで、周りの人には影響ありませんが、にんにくの匂いが苦手な方は、気分不良や嘔気を感じる場合があるかもしれません。また、ビタミンB1が水に溶けやすい性質があるゆえの効果持続時間の短いのもデメリットです。おおむね効果は2-3日とされています。健康保険が使えない自費診療であり、費用負担はクリニックによって異なりますので事前にしっかりと確認しておきましょう。当院では11200(税込み、診察込)から行っています。

当院での「にんにく注射」

診察料込みで11200(税込)から行っております。2本だと1700(税込)ですが、基本的に1回あたり1本で十分です。ご希望に応じてビタミンCも追加できます。初回は必ず、医師の診察が必要です。注射は静脈注射で行っており、注射にかかる時間はおおむね5分ほどです。当院HPの「診療案内」「自費診療」「にんにく注射」もご覧ください。にんにく注射をご希望の方、体調面で何かお困りのことがございましたら、クリニックまでお気軽にお問合せください。

 

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