2026-2027年のインフルエンザ予防接種|今年はワクチンを受けたほうがいい?|おおば内科クリニック|京都市下京区の内科・血液内科

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2026-2027年のインフルエンザ予防接種|今年はワクチンを受けたほうがいい?

2026-2027年のインフルエンザ予防接種|今年はワクチンを受けたほうがいい?|おおば内科クリニック|京都市下京区の内科・血液内科

「インフルエンザの予防接種、今年はどうしようかな」

毎年、秋になると、インフルエンザワクチンを打つか打たないのか、お悩みの方も多いかと思います。

「毎年受けているけれど、本当に必要なの?」

「去年は打たなかったけれど、インフルエンザにかからなかった」

「インフルエンザになっても薬があるのだから、ワクチンは必要ないのでは?」

たしかに、インフルエンザワクチンを接種したからといって、インフルエンザに絶対にかからなくなるわけではありません。それでも、2026-2027シーズンもインフルエンザワクチンを接種することには一定の意義があります。今回は、2026-2027年シーズンのインフルエンザ予防接種について、「そもそもなぜ接種するのか」というところから、一般の方にも分かりやすく解説します。

昨シーズンは大きな流行に

今年のワクチンどうするか、を考える前に昨シーズン(2025-2026年)の流行状況がどうだったか振り返ってみましょう。昨シーズンのインフルエンザは、比較的大きな流行となりました。日本感染症学会によると、2025年11月頃から年末にかけてA型インフルエンザが流行し、その後2026年1月以降にはB型の流行もみられました。厚生労働省の患者報告をもとにした推計では、累積の推計受診者数は約2,245万人とされています。ただし、2025-2026シーズンからインフルエンザの報告方法などが変更されているため、それ以前のシーズンと単純に数字だけを比較することはできません。インフルエンザは「毎年流行するから、今年も同じ」とは限りません。流行するウイルスの種類や時期、規模はシーズンによって変わります。だからこそ、毎年そのシーズンの流行状況やワクチンの情報を踏まえて考えることが大切です。

インフルエンザワクチンを接種すると、何が期待できる?

インフルエンザワクチンの目的は、インフルエンザにかかる可能性を下げることだけではありません。接種によって、インフルエンザを発症するリスクを低下させたり、発症した場合の重症化を防ぐ効果が期待されています。特に、高齢の方や基礎疾患のある方では、インフルエンザをきっかけに肺炎などを合併し、入院が必要になることがあります。また、入院をきっかけにADLが低下したり、インフルエンザの影響で基礎疾患そのものが悪化する場合もあります。厚生労働省も、インフルエンザワクチンについて、発症する可能性を低減するとともに、重症化防止にも有効としています。「ワクチンを打ったのにインフルエンザにかかった」ということは、実際に起こり得ます。しかし、それだけを理由に「ワクチンには意味がない」と考えるのは適切ではありません。ワクチンの効果は、感染を完全に防ぐというより、発症や重症化のリスクを下げるものと考えると分かりやすいでしょう。

2026-2027シーズンのワクチンは何が変わった?

インフルエンザワクチンは、毎年同じものを使用しているわけではありません。インフルエンザウイルスは少しずつ変化するため、そのシーズンに流行すると予測されるウイルスに合わせてワクチンの製造株が選ばれます。2026-2027シーズンの国内向けインフルエンザHAワクチンでは、A型2種類、B型1種類の3価ワクチンが使用されます。具体的には、A/スイス/6849/2025、A/ミシガン/105/2025、B/東京/EIS13-175/2025が選定されています。「去年と同じワクチンなのでは?」と思われるかもしれませんが、流行するウイルスの変化に合わせて、毎シーズン見直されているのです。なお、2026-2027シーズンから75歳以上を対象として高用量インフルエンザワクチンを定期接種に導入する予定がありましたが、国内での製造・供給上の問題から導入は見送られています。

「健康だから、インフルエンザワクチンは必要ない」は本当?

普段健康に過ごしている方の場合、「自分はインフルエンザになっても大丈夫」と考えることもあるかもしれません。実際、健康な成人の多くはインフルエンザにかかっても自然に回復します。治らない病気ではありません。一方で、インフルエンザは高熱や強い倦怠感などによって、仕事や家事、学校生活に大きな影響が出ることがあります。また、健康な方でも肺炎などの合併症を起こすことがあります。さらに、自分が感染することで、家族や職場など身近な人に感染を広げる可能性もあります。特に、ご家族に高齢者や基礎疾患のある方、小さなお子さんがいる場合には、自分自身だけでなく周囲への感染を減らすという観点からも、接種を検討する意味があります。

いつ接種すればよい?

インフルエンザは例年、12月から3月頃に流行しますが、流行する時期や規模には年によって違いがあります。ワクチン接種後、十分な免疫ができるまでには一般に約2週間かかります。今年はすでに流行期に入っており、現在の流行に対応するためには、速やかな接種が望ましいでしょう。一方で、ワクチンの持続期間は一般的に5か月ほどと言われており、10月早々にインフルエンザワクチンを接種した場合、2027年2月ごろには効果が落ちてくる可能性がありますので、より万全にするためには、年が明けたら、もう1回ワクチン接種を検討しても良いかもしれません。

インフルエンザワクチンについて迷ったらご相談ください

「毎年接種しているから今年も受ける」という方もいれば、「去年は接種しなかったけれど、今年はどうしよう」と迷っている方もいると思います。インフルエンザワクチンは、接種すれば感染を完全に防げるものではありません。一方で、発症や重症化のリスクを下げることが期待されており、2026-2027シーズンについても日本感染症学会は接種を推奨しています。特に、高齢の方、基礎疾患のある方、医療・介護に関わる方、家庭や職場などで感染を広げたくない方などは、今年の予防接種について一度考えてみてはいかがでしょうか。当院では、インフルエンザ予防接種を行っています。接種するか迷っている方、持病や服薬があり接種してよいか気になる方も、お気軽にご相談ください。