症状がないのに生活習慣病を治療する意味とは?|おおば内科クリニック|京都市下京区の内科・血液内科

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症状がないのに生活習慣病を治療する意味とは?

症状がないのに生活習慣病を治療する意味とは?|おおば内科クリニック|京都市下京区の内科・血液内科

生活習慣病治療の本質は、「将来の病気を防ぐ治療」

「血圧の薬を飲んでいるけど、体調は特に変わらない」

「血糖値は下がったけど、正直あまり実感がない」

「治療を続けるモチベーションが低い」

当院には生活習慣病の方が多く通院されていますが、治療中の患者さんからこのような声をよく耳にします。

実際、生活習慣病の患者さんの中には、途中で通院をやめてしまう方もいらっしゃいます。

理由としてよくあるのが、

  • 症状がない
  • 忙しい
  • 薬を飲んでも体調が変わらない
  • 数値が良くなったから大丈夫だと思った

などなど・・・

お気持ちはとてもよくわかります。実際、生活習慣病の治療は効果を体感しにくい治療です。

というより、体調面において、効果を感じることはまずありません。

なぜなら、高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病のほとんどは、症状がないからです。

血糖値や血圧が高くても、別にしんどくない、身体も毎日元気!

となれば、なかなか治療を受けるモチベーションが上がらないのも理解できます。

しかし、これらの病気の怖い所は、症状がない間から、徐々に病気が進行し、大きな病気になる危険性が高まり、

ある日、突然、脳梗塞や心筋梗塞に襲われ、命を失ったり、助かったとしても後遺症が残ってしまうようなことに

つながってしまう点にあります。

生活習慣病の治療ほど、医療者と患者さんの間で治療に対する認識の大きな乖離がある病気はありません。

生活習慣病治療の本質、それは、

「今の体調をよくする治療」ではなく、「将来の病気を防ぐ治療」

です。私は、ここを十分にご理解いただくことが重要なのではないかと思い、日々の診療にあたっています。

数値が良くなったのは「治ったから」ではない

患者さんからよく「血圧の数字が良くなったので、お薬をやめていいですか?」と聞かれます。

高血圧の場合、薬を飲むことで血圧は下がります。しかし、これは「薬でコントロールされている状態」であり、

完全に治ったわけではありません。もちろん、適切な食事や運動などの生活習慣の是正で、お薬がいらなくなる方も

いらっしゃいます。そういった方は治ったと考えても良いかもしれません。

しかし、多くの方にとって、これまで長い年月を経て形成された生活習慣を変えることは簡単ではありません。

生活習慣病は、名前の通り、不適切は生活習慣に起因して起こる病気です。

治療は生活習慣の是正がセットです。

生活習慣を変えることなく、通院や薬をやめてしまうと、多くの場合、

  • 血圧
  • 血糖値
  • コレステロール

は元通りになります。生活習慣病治療の多くは、病気を治すことではなく、病気をコントロールする治療です。

定期的に通院し、治療を継続し、良い状態を維持することが重要です。

生活習慣病が怖い本当の理由

繰り返しになりますが、生活習慣病で本当に怖いのは、病気そのものではなく合併症です。

生活習慣病を放置すると、長い年月をかけて血管が傷み、

次のような重大な病気につながることがあります。

  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞
  • 腎不全(透析)
  • 失明
  • 足の壊疽

有名な心筋梗塞や脳梗塞はある日、突然起こります。

昨日まで元気だった方が、突然入院する、場合によっては命を失う、そんなことも珍しくありません。

極端な話、生活習慣病の症状が出るとき、それは、「命の危険にさらされる大きな病気を発症した時」です。

症状がないときから、大きな病気が差し迫ってくる

生活習慣病の怖さはここにあります

生活習慣病の治療は「健康への投資」

生活習慣病の治療は効果がわかりにくい治療です。

なぜなら、

  • 今日すぐに体調が良くなるわけではない
  • 目に見える効果が少ない

からです。生活習慣病の治療は「健康への投資」です。

たとえば貯金や保険も、すぐに役立つものではありません。しかし将来の安心のために続けるものです。

生活習慣病の治療も同じです。今日の治療は、10年後・20年後の健康を守るための積み立てなのです。

完璧を目指さない

生活習慣病の治療は長い付き合いになります。

だからこそ、

  • 食事を完璧に
  • 毎日運動を
  • 生活をすべて改善

完璧を目指していくと、疲弊します。大切なのは、「出来る範囲で通院・治療を続けること」です。

治療が続かないのであれば、たまにでよいので、せめてクリニックに顔を出してください。

クリニックに来ていただければ、例えば、

・血液検査をして現在の数値を確認できる

・必要な治療を提案できる

・早めに異常を見つけられる

現在の状況を把握し、必要なアドバイスをすることが出来ます。

途中で通院や治療をやめたからといって、再受診に後ろめたさを感じる必要はありません。

思い立った時に、いつでもご相談いただいて構いません。

最後に

生活習慣病は、症状がないまま進む病気です。だからこそ、治療の意味を感じにくいことがあります。

しかし、今の通院・治療は未来の自分を守るために重要な行動です。

今日の治療が、10年後、20年後の健康につながっていきます。

体調が良いときこそ、ぜひ定期的な通院・治療を続けていきましょう。

当院も全力でサポートします。